臥龍企業研修
「株式会社ホンダカーズ中央神奈川様」
2008.07.15 神奈川県座間市ハーモニーホール座間

臥龍メルマガ08年7月15日号より転載
●中小企業にもチャンスがある時代
「ホンダカーズ中央神奈川」さんは、ずっと以前から気に掛かっていた会社です。
中堅企業支援に強みを発揮されている社労士の佐々木広美先生の縁で、
相澤賢二会長とご縁をいただき、今回の講演となりました。
佐々木先生はこちら
夏季ミーティング(全社研修会)の冒頭、新海克巳社長から、「ホンダカーズ中央神奈川」が、ホンダ系列の中で、「CS(顧客満足度)日本一」を11年連続で達成した旨の報告がありました。
“11年連続!”、これはもう奇跡です。
相澤マジックといってもいいものです。しかし、臥龍が「相澤マジック」のすごみを感じたのは、「社員スピーチ」の時間でした。壇上に上がり、5人の従業員が10分強のスピーチをされたのですが、それが拍子抜けするくらいに“普通の社員”なのです。但し、この“普通の社員”というのはかなりひいき目の表現で、“これは切れるな!”という社員はいません。
この“普通の人達”が集まったときに、「1+1=3」の相乗効果(シナジー効果)を発揮する。これが「相澤マジック」なのですね。
レストラン「カシータ」の高橋オーナーにお会いしたとき、「カリスマシェフ」の時代が終わったから、「カシータ」は頭角を現すことができたとおっしゃったのがとても印象的でしたが、それに似たものを感じます。
特定のスーパー営業マンが車を売るのではなく、「本部と店舗」、「先輩と後輩」、「営業と整備と接客」などの「チームワークでサービスを提供する姿勢」が高く評価される時代なのです。リッツ流にいえば、ホームランバッターではなく、単打をつなぐ打線ですね。「普通の人」が強みになる時代、中小企業にもチャンスがある時代だと思います。
●「11年連続躾力日本一」
孫子の兵法ではありませんが、自社の強みを他社の弱みにぶつけないと、勝利は遠いものとなってしまします。
Q.あなたは、中小企業の最大の強みはご存じですか?そして、その強みを活用されていますか?
臥龍の見るところ、この「中小企業最大の強み」を発揮している企業は、
100社に一社あるかないかでしょうね。だから小が大に勝てないのです。「中小企業の最大の強みは、トップと従業員、トップとお客様の距離が近いということだ」(臥龍)
先述の「1+1=3」の「+(プラス)する絆」の部分が、相澤会長をはじめとしたトップや幹部層なのですが、まさしく「相澤大家族主義」の「躾力=厳愛」で結びついた集団です。
臥龍がよく顧問先で語ることがあります。
「あなたの息子さんや弟さんがどこかの会社に勤めたとして、どのような上司に付いて欲しいと思われますか?口当たりのいいことをいう上司ですか?それとも、“嫌われてもいい。こいつの将来のために言うべきことは言うぞ”という上司ですか?
きっと、後者ですよね。そして、あなたの部下にもご両親やお兄さん、お姉さんがいるでしょう。その方々に胸の張れるOJT(躾、作法の教育)をされていますか?」
ホンダさんから見れば、「ホンダカーズ中央神奈川」は「11年連続CS日本一」ですが、臥龍から見れば、「11年連続躾力日本一」なのです。
それがあるから、合併や譲渡で、新店舗(他社の価値観が染みついた従業員)が増えても、短期間で感化できるのでしょうね。
●「情の会社」が日本一になるのが、実に「日本」らしい
一日の研修会の中で、臥龍が一番感動したのは、「佐々木賞」の場面です。相澤会長を支え、今日の隆盛の基礎を創られた佐々木房枝専務の名前にちなんだ賞です。表彰対象は勿論、社内の店舗や人材になるのですが、そのきっかけは感動でした。
佐々木元専務は、残念ながら平成8年に亡くなられます。佐々木元専務の御主人から、「家内がここまで働けたのも従業員の皆さまのお陰です。どうか家内の退職金は従業員の皆さまのために使ってください」という申し出があったそうです。これこそ、「相澤大家族主義」の真骨頂です。かわいい孫のためならと財布を開くおばあさん、おじいさんのようなお気持ちです。
この佐々木ご夫妻のお気持ちに応え、会社としては平成9年度より、毎年「佐々木賞」の表彰を行い、一年180万円の10年間表彰を行ってきたそうです。実に、1800万円ですよ!
その基金もなくなってきましたが、「佐々木賞」の灯は消してはならないということで、新たな原資を求め、今年も表彰を行っているということです。その新たな原資が、会長の書籍販売や講演料だというのが、これまた泣かせます。相澤会長とのお昼時間、「毎月多いときは20回を超える講演に追い出されますよ(笑)」とおっしゃる会長のお顔は、実に幸せそうでした。
このような「絶対消してはならない灯」がある企業は素晴らしいですね。
「CS11年連続日本一の会社が、システムだけでなく、実に、厚い情の会社だということ」が、よく分かりました。
臥龍こと角田識之
※株式会社ホンダカーズ中央神奈川様に弊社HP掲載許可を得ていませんので、今回は臥龍のメルマガからの引用といたしました。

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