関西APRA第9回例会
「アサヒ・ドリーム・クリエイト株式会社様」
2008.06.11 大阪府枚方市アサヒ・ドリーム・クリエイト株式会社様

APRA関西の第9回例会「企業ベンチマーキング」が開催されました。今回のベンチマーキング先は枚方市にあるアサヒ・ドリーム・クリエイト株式会社(代表取締役 橋本英雄様)です。
APRA会員、一般参加者を含め20名の方が参加されました。
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今回の例会より「APRA理念」を唱和することになりました
【日本APRA・五つの理念】
●「私たちの願い」
私たちの願いは
物と戦争の時代から
愛と感動の時代へのシフトです。
●「私たちの参加目的」
私たちAPRAは
愛と感動の経営を実践し
何かで日本一、世界一に成るために
切磋琢磨する事業家集団です。
●「人本主義」
財を遺すは下
事業を遺すは中
人は遺すは上なり
されど
財なくんば事業保ち難く
事業なくんば人育ち難し
●「大家族主義」宣言
お客様を親友のように
同僚を家族のように
●「挑戦者の順序」
1.ナンバーワンになった人
2.ナンバーワンを目指す人
3.ナンバーワンを目指す人を応援する人
4.何も応援しない人
5.何もせず批判したり足を引っ張る人
「環境整備の取組について、経過等のご報告」
アサヒ・ドリーム・クリエイト株式会社様のベンチマーキングの前に、前回5月21日第8回例会のベンチマーキング先である株式会社水谷建設工業 代表取締役 水谷 裕昂様より、「環境整備の取組について、経過等のご報告」をいただきました。
社員の意識に「環境」を綺麗なままで維持していくことの大切さが芽生え、成長しているそうです。しかし、ガレージの駐車スペースがあるにも関わらず、ほんの僅かな荷物の積み卸しだから、ということで路駐をし、それをたしなめる人がいなかったり、店の前の掃除もまだ掃除をしている「だけ」で終わっている社員がまだいらっしゃるとのことです。
今後、そういった社員にどう環境整備の目的を気づかせて行くか、が課題だそうで、現状の意識はまだまだ「自分の後ろ姿がまだ足らない証拠」と言われていました。
代表取締役 橋本英雄様より「環境整備への取組について」
次に、アサヒ・ドリーム・クリエイト株式会社 代表取締役 橋本 英雄様より、ベンチマークをする私たちへ「見られることを意識して、取り組んだ成果とまだまだ改善の余地が有る箇所をしっかりと見て戴きたい。」とお願いがあり、続いてベンチマーキングに先立った取組の発表がありました。
取り組んでいる社員(20代~60代平均年齢40後半)を見て、昔から長くいる社員は会社が好きで、「見られるんだったら綺麗にしなくては!」という声を聞いた。二回の土曜休日に「掃除と廃棄」を年配社員が率先してやってくれた。
若い社員は普段仕事を一生懸命やってくれているが、今回は年配社員とのギャップを感じた。年配社員は会長が背中で見せてきたことが染みついていたが、私が育ててきた若い社員へはまだ「思い」が伝わっていなかった。それを発見できたことが収穫。
心の根っこの部分で持つ使命感とやらされ感でやっている事の違い。それを変えていくのが社長である私の仕事。
感動経営と言っていながら、業績が上がらないことを理由に社員の働きやすい環境づくりに注意を払ってこなかった。今回のベンチマーキングで綺麗な職場を作り、働きやすい環境づくりの第一歩が踏み出せた。
みんなでやることの苦労は特になかった。素直に取り組んでくれた。年配社員に若手のレベルがついて来れず、年配社員から多少の不満が出た程度。
環境整備PJ、社員共育PJ、挨拶PJが現在、動いている。このプロジェクトを結びつけていくことが今後の課題。また、現在はまだ整理整頓レベルであるが、今後は材料が入荷し、商品として出て行くまでの導線整備が必要。まだ意識がそこに無いのでそれを高めて行かなくてはならない。
専務取締役 梶田 康宏様より「具体的な取組について」
続いて、専務取締役 梶田 康宏様より、どのように環境整備を行ったかを説明いただきました。最初のご説明は「アサヒ様の環境整備の定義」についてです。
「良い現場が最高の営業マン」を目指して、整理・整頓・清掃の3Sを徹底した。
まず整理→六ヶ月不使用な物を分別・廃棄<80点の自己評価>
次に整頓→表示・標識・定位置・定数・定方向<20点の自己評価>
清掃→毎日の習慣となるまで意識を高める<60点の自己評価>
これらを続けると、継続的に効率的な仕事ができる環境づくりができる。
続いて、各部署毎の状況報告をbeforeとafterの写真を使ってご説明いただきました。
最後に今回の環境整備の取組について「社員の声」を聴かせていただきました。
・お金を掛けなくてもできる。
・コツコツやろう。
・環境整備が会社愛を育むことができる。
・綺麗な方が気持ちが良い。
・やれば出来る。
・みんなで決めたことを守って維持しよう。
私は約1年前に会社見学をさせていただきました。その時と比べて、事務所・工場など格段に綺麗になっていました。しかし、それ以上に大きく変わった事がありました。
それは従業員の方々の「挨拶」と「笑顔」です。
以前に伺った際は挨拶をしてくれない人もいらっしゃいました。また、その挨拶は「しなくてはいけないからする」挨拶でした。
ところが今回は違います。ほとんどの方に挨拶をして戴けました。それもとっておきの笑顔付きです。会社が好きになったからできる挨拶のように思えました。
今後、絶対に一体感が生まれると思います。橋本社長の夢が従業員の方々と一緒にかなう日もすぐそこのように思います。
ベンチマーキングの模様

ウェルカムボードとウェルカムフラワー

社員がDIYで塗った外壁

同様に屋内の壁も塗りました

トイレの壁もDIY。
タイルの目地も綺麗にしました。不快な匂いもありません。

錆が浮き、塗装が剥げていた階段もこの通り

標語の貼られていた壁もピカピカです。
代表取締役 橋本英雄様より「ビジョンとミッションについて」
ベンチマーキングの後は橋本社長より、アサヒ・ドリーム・クリエイト様及び社長の「ビジョンとミッションについてご説明を戴きました。題して「ロマンとソロバン」が両立するエンジョイ・カンパニーを目指して~明確にイメージできれば絶対に出来る~
弊社は
・量販店向け販促POP・ディスプレイの製作
・スチレンボード製造・加工
・パネル合紙・PP加工
・インクジェット出力
これらを2006年よりスチレンの製造から一貫生産体制している。
経営理念は「エンジョイ・カンパニー」
お客様が満足し、社員が成長し、会社が利益を出すハッピートライアングルを形成し、社会貢献する。
数字にこだわった42期は売上目標達成、昨対比:120%強、経常利益目標達成、限界利益率目標達成と良い結果を残せた。
今後は、長年に渡る課題である財務体質改善と安定したビジネスモデルの構築をはかりたい。
ここに至るまでシーズとニーズの結びつけを考えた。スチレンボードを最大限活かすニーズはどこにあるのか?
結論として、大手とのコラボレーション事業、東京での展開、一貫体制で対応できる、この3点を柱に展開した。
財務体質を改善すれば以下のことが実行できる。
社員に遣り甲斐と報酬を与えたい。長年、財務で苦労を掛けている母親を楽にさせたい。自転車操業からの脱却。熱意ある銀行マンへの恩返しなど。
とにかく真っ当な経営体質を目指したい。本当に成長したければ、きちんと税金を納めることが大切。節税はしても収益を積み上げ、納税義務をきちんと果たしたい。
安定したビジネスモデルとは・・・。
スチレンボードと言えばアサヒ・ドリーム・クリエイトとなるようにブランディングを行うこと。
製造、加工、インクジェット出力の3部門のバランスを取る。
10年前はパネル製造が70%、事業撤退した表面加工が25%。であった。現在、ほぼ33%ずつで目標通り。
今後は社員が誇りを持てる物を作って行きたい。例えば、一貫体制の磨き込み。最大の強味は「スチレンボードの元」を作ることができること。これについてはオンリー1であるが、スチレンと言えばアサヒとなるようにナンバー1にならないとならない。コアシーズでオンリー1からナンバー1へ!必ずやり上げる。
30年無風だった国内業界が海外からの安い製品が入ってきて、慌てだした。アサヒは何年も前からそのような予測をしており、準備をしてきた。分業制が良いと言われた時代から短納期、多品種小ロット化に対応できる一貫体制の準備をしてきたことが良かった。
今後、更なる差別化として「企画力の磨き上げ」が重要。受注産業ではなく、創注産業にならなくては!
感動経営は私のロマン。会長と私のダブルスタンダードのマイナス面を解消し、プラス面は残したい。目指すところは同じであっても手法が違うと、社員が混乱する。
大ロットをシンプルに量産すれば良かった時代には最適な手法であった会長のやり方のマイナス面によって、未だにまだ受動な部分がある。今後、時間を掛けて受動を能動に変えて行く。これを社風にしたい。
受動が多いと悪点凝視、相違点凝視、マイナスワードとなる。
能動が多いと美点凝視、共通点凝視、プラスワードとなる。
とにかく「ありがとう!」が溢れる会社にしたい。
だが現実は理想にほど遠い。社員の心の声を聴く。率先垂範(早出勤、トイレ掃除)。伝わる言葉で、どこまでも優しい態度で・・・これを突き詰めたい。そして社員をもっと信頼する。
行動指針「アサヒ・ドリーム・クリエイト十訓」
4年前に作ったが変わりない。伝わらないのであれば伝える自分が悪いので伝え方を変える。
私は会社は100%経営者次第と思う。
「ありがとう!」と笑顔があふれる社内
「誇り」と「使命感」が持てる商品創り
「量販店向け販促POPならアサヒ」
販促POPの本質を実業とする
これらを私の責任において必ず創り上げる!
臥龍のミニ講演
最後に「子供は未来からの使者である~大人の目線が上がれば、子供の目線が上がる~」と題して、臥龍こと角田識之よりミニ講演がありました。
※内容については割愛いたします。
感動経営塾メンバーより橋本社長へプレゼント
今回のベンチマーキングには大阪産業創造館主催の「感動経営塾」の塾生も参加しており、塾生より橋本社長へプレゼントがありました。
今も野球をやられている橋本社長の大好きな言葉「年中夢求」の筆文字です。塾生である「和のオリジナルグッズ いろは屋」代表の東 亜弥様に創っていただきました。
いろは屋さんはこちら


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