2008年3月山元加津子様講演会 株式会社感動マーケティング,従業員満足,顧客満足,業績向上,感動経営,

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「美しい地球を子どもたちに」実行委員会
「この惑星(ほし)に生まれて」その2

2008.03.22 大阪市中央区ドーンセンター

第2部 山元加津子様 講演会
『転生と地球』 NEW ~何のために生まれてきたの~

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【エッセイスト 養護学校教諭 山元加津子様 プロフィール】

1957年金沢市生まれ。富山大学理学部卒業後、小学校の先生を経て、現在石川県立明和養護学校教諭。人間が大好き。出会うことが大好き。出かけることが大好き。作ることが大好き…。そんな大好きがあふれた作品を作りたいと、エッセイ、旅行記、イラストなどの制作活動を行っていらっしゃいます。そんな活動が、子どもたちだけでなく、心を閉じていた大人たちの心を開き、奇跡のような出来事に、驚きの声があがっています。現在、ドキュメンタリー映画「1/4の奇跡〜本当のことだから〜」(E・Eプロジェクト製作)が大ヒット中。全国で感動の輪が広がっています。

【疑問に思うことと素直な心が大切】

山元加津子様は幼い頃「タンポポの花は何故黄色いの?」「花はどうやって咲くの?」「カタツムリはどこから来てどこへ聞くの?」と何故、どうしてという探求心が人一倍旺盛で、親御さんを大変困らせたそうです。山元様はそういう疑問をじっと観察することやずっと考えることで自分なりに答えを出されてきました。

そこには「何故という疑問を否定しない」親御さんと山元様の「素直で自然な気持ち」があったのだと思います。その素直な気持ちはその後の長い人生の中でいろんな方と出会い、関われて来られた中にもしっかりと受け継がれているようにお話しを伺って感じました。

「素直な心で全て受け入れるお釈迦様の心だな」と感心していましたら、講演の後半部分で般若心経を山元加津子様流に訳され、ビックリしました。

【原田大助さんのこと】

山元様は養護学校の教諭をされていますが、そこでは障害を持った子どもたちと教師と生徒という関係ではなく、かけがえのない一人の友人としてふれあいを続けていらっしゃいます。生徒にとっての友人であると同時に山元様にとっても生徒は友人のように感じました。

分け隔てなく、ありのままに素直にその友人と友人と山元様の間で起こる様々なことを受け入れる姿勢は、子どもたちの個性や長所を素晴らしく引き出していらっしゃると思います。

そんな子供達との出会いの中で原田大助さんとの出会いがありました。

LinkIcon原田大助さんのことはコチラから

コミュニケーションも出来ず、字も書けなかった原田大助さんでしたが、山元様とのふれあいの中で心を開くようになり、字が書けるようになり、詩を書くようになり、イラストも描くようになり・・・その感性には魂が震えます。原田大助さんからも「素直な心で受入れる」事の大切さを教えて戴きました。

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【笹田雪絵さん】のこと

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山元様と笹田雪絵さんは雪絵さんが慢性の病気のために地域の学校に通えない子どもたちが通う病院のそばの学校で初めて出会いました。雪絵さんMS(多発性硬化症)という病気で、この病気は熱が出ると、その後に目が見えにくくなったり(時にはほとんど見えなくなったり)、手足が動かしにくくなったりします。

そんな雪絵さんですが、「雪絵は雪絵として生まれてきて大成功!」といつも言われており、その言葉を聞いた山元様は「私は私として生まれ、私として生きていくんだ。」と気づかされたそうです。

難病の雪絵さんから山元様は“生きることの素敵さ”を伝えてもらっていましたが、とうとう別れの日がやって来ます。

最後を迎える日の事を笹田雪絵さんが詩にされています。


『 ありがとう 』

私決めていることがあるの。

この目が物をうつさなくなったら目に、
そしてこの足が動かなくなったら、足に
「ありがとう」って言おうって決めているの。

今までみえにくい目が一生懸命見よう、
見ようとしてくれて、私を喜ばせてくれたんだもん。
いっぱいいろんなもの、素敵なもの、見せてくれた。
夜の道も暗いのにがんばってくれた。

足もそう。
私のために信じられないほど歩いてくれた。
一緒にいっぱいいろんなところへ行った。
私を一日でも長く、喜ばせようとして目も足もがんばってくれた。

なのに、見えなくなったり、歩けなくなったとき
「なんでよー」なんて言ってはあんまりだと思う。
今まで弱い弱い目、足がどれだけ私を強く強くしてくれたか。

だからちゃんと「ありがとう」って言うの。

大好きな目、足だからこんなに弱いけど大好きだから
「ありがとう。もういいよ。休もうね」って言ってあげるの。
多分誰よりもうーんと疲れていると思うので・・・。

でもちょっと意地悪な雪絵はまだまだ元気な目と足に
「もういいよ」とは絶対に言ってあげないの。
だってみたい物、行きたいところいっぱいあるんだもん。
今までのは遠い遠い未来のお話でした。


自分が死を確実に迎えるという事実と向き合ったときに「ありがとう」と言えるか?と自分自身に問いかけましたが、解りません。

死刑囚の教誨師を長年つとめられた井上日宏先生にその仕事についてお聞きしました。死刑囚はある日・・・・

「○○君、明日刑が執行される」
と伝えられるそうです。その時
「ありがとうございます。ただ、私が手にかけた被害者の方のご冥福をもう祈ることができないのが心残りです」

人の心は測り知れません。ですが、「素直に受け入れる」この気持ちを持っていれば、自分次第でどのようにもなるように思います。









【お釈迦様の教え】について

山元様は 約束―般若心経は「愛の詩」 という本を出されています。般若心経を解りやすい詩にされています。

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「色即是空 空即是色」という般若心経の有名な一説も独自の解釈をされているようです。

「色即是空 空即是色」

解りにくいと思いますので少し脱線しながら、足利が解説を加えます。

「色」とは形のあるもの。人間の姿も「色」です。ですから、色即是空 空即是色とは「すべてのものが空であり、空はすべてのものを作っている」と書かれています。

もう少し詳しく説明すると・・・
禅に「父母未生以前の消息」とあります。私たちの父母が生まれる前に私たちはどこにいたのでしょうか?という問いです。「色」としてこの世に現れた私たちは実は「空」の世界にいました。そして死ねば「空」の世界に戻るだけです。決して「無くなった」訳ではありません。「空」というのは、目に見えませんが、常に新しいものを生み出すエネルギーとして、そこから再び「色」が生じます。

空即是色について・・・。
私たちの目に見えるものはもとは同じ「空」という世界から生まれたという考えだけですと危険です。元は同じだと私のものもあなたのものも元は同じ、リンゴも蜜柑も一緒、ということになります。猿と人間は違いますし、人間も一人一人違っています。ですから空即是色というのは、「空」は必ず「色」というそれぞれ個別の姿で世に現れる。元は同じでもそれぞれ区別があります、という事です。



第3部 高木善之様×山元加津子様 トーク
『生きていると嬉しいことがいっぱい』

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いろんな事を「何故何故?」と質問していた幼い頃の山元様を親御さんは否定されず、一緒にカタツムリの行進を見ておられ「早よ帰らんと日が暮れるで」と言われたそうです。

その話を聞いて、高木様はこのように言われました。

「親が同じ視点で、一緒に考えくれることが大切。何故という気持ちを否定すると子供の感性を育てる上で一番大切なものを失いかねない」


このことは社会に出ても同じだと思います。「何故?」と常に目的を確認する人は仕事に工夫も多く、完成度も高いです。また成長も早いようです。しかし、「言われたまま」の人はいつまで経っても成長しません。これは「感性」の違いなのでしょう。

若いのに年寄り臭い人もいれば、お年寄りなのに若々しい人がいます。この違いは「感性」の違いですね。


第4部 「こどもエコクラブPeace」劇
『宇宙(そら)の約束』
唄:「こどもエコクラブPeace」ギター演奏:長島龍人様

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「子どもエコクラブPeace」設立から13年目となり、今回の劇は13年の歩みとともに、実話をもとに演じられました。
この劇は、「宇宙(そら)の約束」という題名のとおり、大切なメッセージを込めて作られていました。

とかく特別な目で見られがちで区別されやすい障がいを持たれた方とのふれあいからたくさんの学びがあり、どんな人であっても、「誰もが大切な存在である」ことを改めて知りました。


【後記】
私が山元加津子さんの映画「1/4の奇跡〜本当のことだから〜」を知るきっかけは弊社のいしのが開催したこの映画の自主上映会に呼ばれたからです。それまで、障がいを持たれた方を「大変だな」という健常者としての上から目線で見ていました。映画を見たことと今回の講演を拝聴したことで、自分の中で少しだけ変化が生まれました。その変化を大切に、できることから少しずつやって行きたいと思います。いしのに感謝です。

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