「美しい地球を子どもたちに」実行委員会
「この惑星(ほし)に生まれて」その1
2008.03.22 大阪市中央区ドーンセンター
ネットワーク地球村の代表をされている高木善之様の新版「転生と地球 選択可能な未来」発刊記念イベントとして、ドーンセンターで「この惑星(ほし)に生まれて」~心の声に耳を澄ませば~が開催され、深く考えさせれました。
このイベントの骨子は下記の通りです。
(ネットワーク地球村HPより引用)
かつて人は、花や樹や鳥たちと話ができた時代があったとか・・・。
自分たちの生命(いのち)が宇宙の大きな生命の一部であることを誰もが知っていたのかもしれません。
しかし人は今、それを見失ってしまったようです。
私たちは、このまま自然と語り合う言葉を永遠に忘れてしまうのでしょうか。
生まれてきたのには理由があります。
命あるものはみんなつながっていて、ひとつひとつが大切な存在です。
さあ、この大宇宙、大自然と調和する心をとり戻しませんか。
スケジュールは下記の通りです。
第1部 高木善之様 講演会
『転生と地球』 NEW ~何のために生まれてきたの~
第2部 山元加津子様 講演会
『本当のことだから』~おおきな愛に包まれて~
第3部 高木善之様×山元加津子様 トークライブ
『生きていると嬉しいことがいっぱい』
第4部 「こどもエコクラブPeace」劇
『宇宙(そら)の約束』
唄:「こどもエコクラブPeace」ギター演奏:長島龍人様
◆オープニングサプライズ
山元加津子様の ドキュメンタリー映画『1/4の奇跡 ~本当のことだから~』という映画を監督された入江富美子様と栗田文子様で組まれているデュオ「チルサント」ギター演奏:長島龍人様による『Everything Is All Right』(映画「1/4の奇跡」挿入歌)を生で聞くことができました。
第1部 高木善之様 講演会
『転生と地球』 NEW ~何のために生まれてきたの~
【ネットワーク地球村 代表 高木善之様 プロフィール】
「美しい地球を子どもたちに」と呼びかけ、環境と平和を中心に、社会問題や生き方について多くの講演を続けていらっしゃいます。1947年大阪府で生まれ、大阪大学卒業後、松下電器在職28年。その後、退職し講演や執筆活動に専念され、現在地球環境、生き方、人間関係、(コミュニケーション、コーチング)などの講演、研修、ワークショップの講師をされています。
【DNAが涙しました】
高木善之様は幼い頃から「何のために生まれてきたのか?」「僕はどこから生まれたのか?」「僕はどこから来たのか?そしてどこへ行くのか?」を考えておられました。その答えが出ないまま、進学され、卒業され、会社勤めをされましたが、ある日即死寸前という大きな交通事故に遭われました。
正に生死の境目を彷徨われたわけですが、その時に「臨死体験」をされました。その臨死体験の模様については文字に出来るようなものではありませんのでここに記すことは控えますが、「命とは光。ふるさとと言える光の世界からやってきて、役割を終えるとふるさとである光に帰って行く」と体験されました。言い換えると「生まれてきた意味」を実現させると「ふるさとへ帰る」ということになると思います。
解りにくいと思いますので少し脱線しながら、足利が解説を加えます。
♪兎(うさぎ)追ひ(おい)しかの山、
小鮒(こぶな)釣りしかの川・・・
誰もが知っている唱歌「ふるさと」の3番をご存知でしょうか?
♪こころざし をはたして、
いつの日にか歸(かえ)らん、
山はあをき故郷(ふるさと)、
水は清き故郷(ふるさと)
「こころざしをはたして」とは故郷に錦を飾るという意味もあると思いますが、艱難辛苦を乗り越えて、長い人生を生き抜いたあげくの「大往生」を迎えたことも「こころざしをはたして」と言えると思います。
正岡子規の明治35年6月2日「病床六尺」には下記のように記されています。
余は今まで禅宗のいわゆる悟りということを誤解していた。
悟りということはいかなる場合にも平気で死ぬることかと思っていたのは間違いで、悟りということはいかなる場合にも平気で生きていることであった。
上記に「平気で生きる」とありますが、人生においてこれは大変難しいことです。ここまで書いて、お釈迦様の言葉を思い出しました。
人生には人間として逃れられない必然的な苦しみ「四苦八苦」があると・・・。
四苦八苦の「四苦」とは「生老病死(しょうろうびょうし)」のことで、人間として逃れられない必然的な苦しみを指します。
四苦八苦の「八苦」とは、生老病死の四苦に「愛別離苦(あいべつりく)」「怨憎会苦(おんぞうえく)」「求不得苦(ぐふとくく)」「五陰盛苦(ごおんじょうく)」の四苦を加えた八つの苦のことで、四苦と八苦で十二苦あるわけではありません。後半の四苦の意味は、「愛する人と別れる苦しみ(愛別離苦)」「怨み憎む人と出会う苦しみ(怨憎会苦)」「求めるものが得られない苦しみ(求不得苦)」「存在を構成する物質的・精神的五つの要素に執着する苦しみ(五陰盛苦)」で、人間として味わう精神的な苦しみのことを言います。
このような人生の「四苦八苦」を乗り越えたからこそ「大往生」を迎えることができます。人生半ばに病死や事故死、自殺をすると「大往生」を迎えることができません。ですから、「こころざしをはたして、いつの日か帰る」とは「大往生」を迎えるまで、「四苦八苦」いろいろあっても、「平気で生きなさい」。そうすると人はふるさとに帰ることができますよ、という事だと思います。そのふるさとを高木様は臨死体験から「光」と言われてるのです。
高木様の「生まれてきた意味」は「美しい地球を子どもたちに残す」ことですから、環境と平和を中心に、社会問題や生き方について多くの講演をされています。幾つかの講演をDVDで拝聴していますが、いずれも自分の中に大きく問題提起をしてくださいました。本日は「地球環境を守るためにどう生きるか」という内容でした。やはりライブで高木さんの表情や涙や声のトーンから伝わってくる言霊には魂が揺さぶられ、私のDNAが涙を流したように思いました。
【地球環境について】

地球の歴史を一年で表すと下記のようになります。
- 1月1日:誕生
- 3月頃:原始生命誕生
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- 10月頃:多細胞生命誕生
- 11月頃:魚類誕生
- 12月1日:生物が初めて海中から上陸
- 12月13日:恐竜誕生
- 12月26日:恐竜絶滅、ほ乳類全盛
- 12月31日14時30分:人類誕生
- 23時50分:ホモサピエンス誕生
- 23時59分58.6秒:産業革命
1月1日に地球が生まれ、12月1日に生物が地表に上陸したのです。実に11ヶ月掛かりました。42億年です。何故、こんなに時間が掛かったのか?それは地表に森が無くオゾン層が無かったからです。逆に言えばオゾン層を生むためには森が必要で、その生成に11ヶ月(42億年)掛かったと言えます。
このように気の遠くなる年月を掛けて、作られたオゾン層が今は破壊されつつあります。僅か新年を迎えるほんの1.4秒前(200年前)に生まれた産業革命が引き金となりました。
2008年の今、産業革命当時とは比べものにならないほど、世界中で自然の資産を人が動物や植物の命を犠牲にして、人口エネルギーを消費しています。
世界中と書きましたが、一部の豊かな国が貧しい国の自然資産まで奪っていると言えます。
水は2020年に物理的限界が来るそうです。ウガンダのような貧しい国の人は一日に30Lの水を使いますが、日本人はなんと一日にトイレ、風呂、洗濯などで4tもの水を使います。
動物は1年間に5,000種も絶滅しています。
国連FAO(国際連合食糧農業機関)の発表によると2050年にアマゾン熱帯林が消滅するそうです。
人口の増加を示すグラフのカーブと次の項目の増加カーブが一致しています。一人のエネルギー消費量カーブ、絶滅した生物種の数のカーブ、精神や行動障害を持つ人の増加カーブ、自殺者数、犯罪増加数・・・。
産業革命以来、文明は急激に進化しました。しかし、その進化の裏に数々の不幸があったのも事実です。
人口の増加は動物や植物の犠牲の上に行われて良いのでしょうか?
人間のはCO2を吐き出しますから、人口の増加はCO2の増加を生みます。また、文明の発達は自然界の自然エネルギーを消費します。
人は0.1馬力です。階段を自分の足で上がれば0.1馬力ですが、エレベータを使うと10馬力必要です。人は0.1馬力で田畑を耕します。馬を使っても1馬力です。便利で効率的ということで耕耘機やトラクターを使うと20馬力必要です。
人口が増えると言うことは単にCO2を使う量が増えるのではなく、一人が消費するエネルギーも爆発的に増えます。
政府は日本の未来のために少子化対策を言いますが、地球規模や動物や植物にとっては迷惑なことかも知れません。人口が増えても消費エネルギーが減るような少子化対策を行わなくてはなりません。官民一体となって行わなくてはなりません。
産業革命以後、大変便利になったのは豊かな国に住む人だけです。
高木さんは問いかけます。
「人間は賢くなったのか?」
「わがままになったのではないか?」
「馬鹿になったのではないか?」
「文明や進歩といった反自然的な絶滅に向かう行為を"かしこい"と呼んでないか?」
「何もないときには破壊はなかった」
「進歩が破壊を生んだ。進歩とは何か?」
高度な機械で構成されている現代を産業革命以前に戻すことは不可能でしょう。古き良き時代と言われる「三丁目の夕日」時代、すなわち昭和30年代に戻ることも出来ません。
また、今までの文明の進化が人類の犯した罪として、否定をするものでもでも無いでしょう。重要なのはこれからです。
京都議定書の目標と実績です。(高木さんの資料より)
※米国は削減義務は課されていません。
目標 実績
ドイツ -25% -18%
英国 -23% -15%
米国 -7% +16%
日本 -6% +6%
欧州に比べて日本は残念な結果となっています。この違いはグリーンコンシューマの数によります。
グリーンコンシューマとは直訳すれば「みどりの消費者」。みどりは環境をイメージした色ですので、「環境を大切にする消費者」と訳すことができます。日本は人口の1%、ヨーロッパは70%!この違いが上記の実績に表れています。
日本の温暖化対策の進捗状況は先進国の中で最下位、世界の排出量上位70カ国の中でも61位と最低レベルにあるとの評価を世界銀行が19日までにまとめました。
今も世界では一日に3万人も餓死しています。その反面、日本では一日3千万人分の食料が廃棄されています。
私たち一人ひとりは微力かも知れませんが、「少し無駄を無くしてみる」「少し我慢してみる」「少し不便でもいいやと思ってみる」ことで、少し地球に優しくなれると思います。
そんな大切なことを改めて、実感しました。
高木さんは「DNAが目覚めた」と言われました。「100%駄目でもやってみる」と・・・。
タイタニックが沈むときに「自分が助からなくても一生懸命人を助ける人がいました」逆に「人を助ける立場にありながら、真っ先に逃げ出す人もいました」。どちらを選択するかはその人の自由です。
でも、人間のDNAにはどちらがプリントされているのでしょうか?


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